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シャドーボクシングと慢心と無心と武神様


※クソ長いので要約。考えて打ってる内は大したパンチじゃない。無心で打てるようになったら武神様も力貸してくれる。(体験談)



朝にも書いたが、ふと思いつき、シャドーボクシングをしたらなかなか良いパンチが打てた。

ただそれは20分やってやっと一発である。その後何十分やっても打てないのでやめた。

打てないのは僅かでも打ちたいという感情があるからである。

良いパンチに限らず、「お、これは!」というパフォーマンスは慢心していてはできない。

謙虚でもまだできない。

私の経験上、無心であるときにできる。

以下、手前味噌で恐縮だが例を挙げる。



昔、トレーナー指導の元でミット打ちさせてもらってるときに、基本的にボロクソに罵倒されていたが(そういう指導方針)一度だけ、「そー!そー!今の!世界!世界だよ!」とほめられた。

確かに、急にミットが快音をならし、周りのジム生が一瞬目を見張るほどだった。

だがそれは10秒ほどのマグレだった。

この日の練習が終わって帰り際、トレーナーから「さっきのパンチは良かった。選手にならないか?」と嬉しい誘いをもらった。

勿論辞退した。

ていうか、実は私はジム側には黙っていたが、スパーリングで自分の古武術研究の成果を試したくてジムに行っていたのだ。

バレたら困るので、ミット打ち等の他のメニューでは一切古武術は使用しなかった。

それなのに目をかけていただいた…ので、ボクシングを頑張ろう!…とはならず、ふつーに引け目を感じ、ふつーに足が遠のき行かなくなった。

実際、ボクシングの腕は中学生にも劣ると罵倒された私だが、ジムで相手になってくれるレベルの者にはボクシングルールで使える古武術の技(初見殺し含む)を隠し味に使いスパーリングで全勝していた。

古武術の腕前も大したこと無いのだが、些細でも予想外な事があると人間もろいので私程度の腕前で充分だった。

その初心者とは思えない老獪な試合運びと、マグレにしても良いパンチを打つ。ということでトレーナー氏も誘ってくれたのだろう。

そのまま続けていたら…
私の生兵法などプロでは通用しないわ、
ボクシングの腕前は中学生に劣る所から上達させないといけないわ、
古武術使いでその腕試しに来ていたのがばれて白い目で見られるわ
でまさに誰得であっただろう。

…何が言いたいんだっけ。



えー、なぜ中学生以下の腕前の私がトレーナーをうならせるほどのパンチをわずかな時間ではあるが打てたのか。

それはそのわずかな時間に無心だったからである。

そしてほめられて僅かでも慢心したから打てなくなったのだ。

もし私がボクシングでチャンピオンになりたくてボクシングジムに通っていたらあの時点であんなパンチは打てない。

慢心せず謙虚であろうとも、もっとうまく打ちたいという感情がどうしても生まれ、無心になれないからだ。

それは打つには要らぬ箇所の筋肉への力みとなり、動きをぎこちなくさせる。

ボクシングをやるつもりが無いから何の感情もなく打てたのだ。

いや、例えば、武神様が打たせて下さった。と表現した方が説明しやすいかもしれない。

中学生以下の腕前と断じられ、指示に従わされ、罵倒により驕りを諫められ、もう無心じゃなきゃミット打ちをやってられなかった私を、武神様が哀れんで力をお貸し下さったのだ。

武神様は厳しいお方なので、滅多に力をお貸し下さることはない。

俺は強いと傲慢不遜でも、私は弱いと謙虚でも関係ない。

ただただ一突き一突き無心で打てば、時折「そうじゃなくてこう!」と体を動かしていただける事もある。かもしれない。

そんな感じ。



心から生まれる感情という点で、傲慢も謙虚も同じである。

感情は拳を放つ理由やきっかけにはなるかもしれないが、放つと決めたら後はノイズだ。

僅かでも怒気や殺気のこもった拳は重く遅い。ポーカーフェイスでも拳の性質まで隠す事はできない。

どんな感情を抱えていようが、拳を放つときは全身を使い拳を今ある位置から届けたい位置に動かすだけだ。

ならば僅かでも何を抱える必要もあるまい。無心で打つべし。





今回の記事は下記の引用を見て浮かんだので転載させていただく。感謝!

67 : 病弱名無しさん (スプー Sde9-0M4P [49.98.15.117])[] 投稿日:2016/02/27(土) 03:58:31.75 ID:6f5mYzlqd.net [1/1回]
「身体で、言葉で、心のなかで、
たとえ僅かなりとも悪い行為をしたのなら、
それを隠すことは出来ない。
隠すことが出来ないということを、
究極の境地を見た人は説いた。
この優れた宝が存在する。
この真理によって安らかな心であれ」 釈迦
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